蒸し魚 ねぎ油がけ
ねぎをたっぷりのせ、アツアツの油をかけた蒸し魚はごちそうです。切り身でも十分、その魅力が味わえますよ。
写真: 野口 健志
材料
(2人分)
- ・ぶり (約1cm厚さのもの) 2切れ(240g)
- ・ねぎ 1/4本
- ・パプリカ (赤) 10g
- ・パプリカ (黄) 10g
- ・レタス 2枚
- *または白菜
- 【たれ】
- ・砂糖 大さじ2
- ・ナムプラー 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・香菜(シャンツァイ) 適宜
- ・塩
- ・酒
- ・ごま油
つくり方
ぶりは1切れを半分に切り、両面に塩小さじ1/2をふって5分間ほどおく。
魚に塩をふっておくと、浸透圧で水分とともに臭みが引き出されます。塩がなじんで水けが出るまで待ち、拭き取ってから調理しましょう。
ねぎは縦半分に切り、4cm長さの斜め薄切りにして水にさらす。パプリカは4cm長さの薄切りにする。
1のぶりの水けを拭き取り、酒大さじ1をふる。
酒には魚の臭みを抑えるとともに、身をふっくらさせたり、うまみを引き立てる効果があります。
皿にレタスを敷いてぶりを重ならないようにのせ、蒸気の上がったせいろで6分間ほど、強めの火加減で蒸す。
じわじわ加熱すると時間がかかり、うまみが抜けたり、臭みがこもったり。強火で蒸気を上げてから皿をのせ、その蒸気を逃がさないよう、ふたを開けずに短時間で蒸し上げます。
蒸している間に、2のねぎの水けをよくきり、パプリカと合わせておく。【たれ】の調味料はボウルなどに混ぜ合わせる。
4が蒸し上がったら取り出し、5の野菜を等分にのせる。フライパンにごま油大さじ2を入れて中火にかけ、煙がたつまでじっくりと熱する。引火に注意。
フライパンを傾け、油を一か所に集めて加熱します。油がぬるいと魚が油っぽくなってしまうので、煙がたつくらいまでじっくりと。
ごま油が熱いうちに、盛りつけた野菜の上に半量ずつ回しかけ、全体に【たれ】を適量かける。あれば、香菜を添える。
【ここをマスター】
●切り身魚は塩をふっておき、臭みを外に引き出す。
●水にさらしてシャキッとさせたねぎをたっぷりと!
●酒をふって臭みを抑え、一気にふっくら蒸し上げよう。
●仕上げの油はアツアツに。ぬるいと油っぽくなるのでじっくり加熱。
→白身魚や、かんぱち、いなだなどでも。
このレシピをつくった人
吉田 勝彦さん
東京・代々木上原にある中華料理店オーナーシェフ。旬の食材のおいしさを最大限に引き出す、ヘルシーでシンプルな中華料理が評判を呼んでいる。家庭で実践しやすいレシピも人気。
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